7年前にひとり旅したサンティアゴ・デ・コンポステーラ
大聖堂から少し上がった丘の上に並ぶアーティスティックな宿泊施設

仕切りがあるのかないのか
わからない部屋でひとりワインを飲んでいた

確かアフロスのローレイロだったと思う

テラスに出て大聖堂が見える
オリーブの木々や鳥のさえずり

少し街の喧騒が聞こえてくるが
風によって全ては無になってしまう

そう、ここは風が最高なのだ
心地よさは身体を通して
精神の扉を開放してくれる

ここち=心の大地

物事を正しく受け入れるには
健康に勤しむことを大切にしている

フランソワ・ルーセの幼い頃から見えていた
ワイン造りの風景が私たちにもイメージできる

Vigne aux Damesの奥に広がるミネラル
このワインの部分を構成している
酸味 苦味 硬さは全て柔らかさに包まれているのだ

柔らかいという言葉は真逆のような位置で
実は適切なところで構えているのだ

そして果実の香りは
地球を回る月のように
近くなったり少し遠のいたり

記憶の中を旅するようなフワンソワ・ルーセ・マルタン

書物のようにめくるめく物語を味わえる
最高のアイテムだ

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