ずっと雨樋のついていなかった南側の屋根の修理
直に雨水が垂れてしまうので
地面に弾いた水は建物にとって思っている以上に厄介だ
読みたかった本が届く
知りたい感じたい世界はページをめくるごとに
そっと心の手をつかんで引き込まれていく
誰かを許すも許さないも
いつかは消えてなくなってしまうものだ
自分の知りたいこと
突き詰めたいことは
こじ開けて隙間を逃さずに
追い求めるのが人生だ
こわしてしまえ
失うものなんて最初からないだろう
先ずはつくりあげてみよう
形式なんてどうせ幻なんだから
僕らだけの
あなただけのスタイルを
グレゴワールのロゼ・ペティヤンが
私たちに微笑んでくれている
こんな色合いの液体に
とろみ具合に苺ミルクのような酸と可愛らしさ
理解できないからこそ伝わるものって
よっぽど素直で信用できる気がする10月の終わり
